濃度の違う塩水できれな層を作ろう

濃度の違う塩水できれな層を作ろう

2022年8月18日

小学生の自由研究におすすめの、簡単化学実験です。

簡単だけれど、化学の勉強が楽しくなるのでぜひ挑戦してみて下さい。

準備するもの

  • 使い捨てコップ5個
  • 透明プラスチックコップ1個
  • 絵具
  • スポイト
  • 割りばし

手順

※始める前に

作業する場所が汚れる可能性がありますので、気になる人は新聞紙などをひきましょう。

手順

①使い捨コップに100mlずつ水をいれます。

②その5つにそれぞれ、「5g」「10g」「15g」「20g」の塩を入れて割りばしで混ぜ、溶かします。

 残りの1つは塩を入れずに、水のままにしておきます。

 この時、それぞれ何gずつ塩を入れたのかわかりやすく記入しておくと便利です。

③それぞれの塩水(水のコップ含む)に、それぞれ異なる色の絵具を濃いめの色になるように入れて混ぜま  す。

④透明プラスチックに、濃度の濃い順番「20g」→「15g」→「10g」→「5g」→「水」、この順番でスポイトでそっと塩水を入れていきます。1つの塩水が5mm程度の厚さになるくらいには入れてみましょう。そっと入れるのがポイントです。

⑤入れ終わった後に、色の層ができていたら成功です。

失敗例

今回の失敗は、大きく2つありました。

1つ目は、黒色を使ったことです。水の層ができるものの、多少は境目が混ざり合うので、黒と他の色では黒にしか見えなくなってしまい。全体的に黒ずんだ結果になってしまいました。

2つ目は、勢いよく塩水を注いだことで色が混ざり合ってしまいました。時間はかかりますが、丁寧に注ぐことが必要です。

考察

なぜ水の層ができたのか考えていきます。

水に塩を入れて、混ぜると塩は見えなくなりますよね。でも、塩が溶けて無くなったわけではなく、目に見えないくらいの、小さな粒になっています。水に何らかの物質が溶けて混ざり合っている液体を「よう液」といいます。

よう液は、物質が溶けて無くなったわけではないので、水に混ぜた物質の重さが加わります。

重いよう液の上にゆっくりと、軽いよう液を順番にのせていくことで、混ざり合わずに、綺麗な水の層を作ることができます。

参考サイトURL

【自由研究】カラフルな水の層をつくろう | Honda Kids(キッズ) | Honda

カラフルな色水の層を作ろう♪食塩で色水実験 | あそび図鑑| 子どもの未来を考える子育てサイト「未来へいこーよ」 (iko-yo.net)